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April 28, 2006

105円

物の値段は、基本的に原価(流通の場合は仕入れ値)を計算して決めるのが一般的だと思います。ですから「相場」というものがあって、そこから著しくはずれるもには、たいてい何かがある、と疑ってかかるものです。
ところが、最近、本を買うとき105円の本を買うケースがとても増えています。もちろん新刊では「ありえない」価格ですから、当然古本です。
大手チェーン古本店の値づけは、「素人」でもできるようにとても機械的です。で、その値段で売れ残った商品は、これまた機械的に値段の均一コーナーに流れ、在庫処分となります。そこで「105円」。以前は、まったく興味がなかったのですが、数ヶ月前ふと105円の棚をみたところ、う〜んとうなってしまいました。この本が105円でいいのか!! でも安く買えるのは金のない身にはありがたいので、あっというまに誘惑に負けてしまいました。
以来、週に一度はのぞくようになり、そのつど数冊購入してくるわけです。「岩波講座 世界の歴史」の数巻、なんて新品のままでした。虚子編の三省堂刊「新歳時記」はおりにふれて眺めています。平口広美さんの「フーゾク魂 3」なんかも感激?の1冊。今日も銀行にいったついでに高橋彦明さんの「ヨーロッパ逍遥」、「ガリア戦記」、新藤健一さんの「崩壊する映像神話」を105円で、また期間バーゲンセールで「失われた時を求めて 第1篇」、橋口譲二さんの「17歳の軌跡」をそれぞれ525円で購入してしまいました。
本というのはある意味不思議な商品で、「本当は今日はコーヒーがよかったのだけど紅茶しかなかったから紅茶を買った」という一般的な財ではないのです(教科書は別ですが)。
ホワイトの「ストリート・コーナー・ソサエティ」(有斐閣刊)を読んだから、こんどハーベスト社からガンズの「都市の村人たち」が出るらしいけど、それは読まなくてもいいや、、、という訳にはいかない商品です。ホワイトも面白かったからこんどはガンズを読んでみよう、、、、。ぜひそうなって欲しいものです。
というわけで、わけのわからないような話で申し訳ありませんが、ガンズ先生の「都市の村人たち」が取り次ぎに搬入されました。もうすぐ書店に並ぶと思いますのでどうぞよろしく(お手にとってご購入の程)お願いします。

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