« January 2006 | Main | March 2006 »

February 26, 2006

変わらないもの(2)

承前
だいぶ間があいてしまいました。
数十年ぶりに訪れたネルケンの店内は、イスやテーブルなどのレイアウトは変わっていません。イスの布も、同じものを張り替えているとママさんはおっしゃっていました。
小さなカウンターがあり、昔はその中にはいりこんでは、お店のレコードや持ち込んだレコードを回した記憶が、長い時間の隔絶を取り払ってよみがえってきました。
居心地の良い空間で、閉店まで友人ととりとめもなくおしゃべりを続けていました。
近年、東京が大きく変わったのは東京オリンピックの時といわていますが、そのときはリアルタイムでは経験していませんでした。でもバブルの時の変貌は記憶に新しいし、現在の変化も時たまおとずれる都心部、とりわけ秋葉原とか臨海部で実感できます。そのダイナミズムにはただただ驚嘆するばかりです。
でもネルケンのような、変わらないたたずまいのまま数十年の時を刻み続ける場所を再訪するときに得られる安堵感は、何ものにもかえがたいものでした。そういう場所を、私はバブルの時もそれ以降も、たくさんなくしていたのです。

| | Comments (629) | TrackBack (0)

February 08, 2006

変わらないもの

年があらたまったらと思ったら、もう月がかわっています。この時期は、ご多分にもれず、多忙な時期。ボーッとしているとあっというまに時間がすぎてゆきます。こういったときに限って、厄介なことを始めるのは性分なのか、昔撮りためていた落語のビデオをDVDに落とす作業を始めてしまいました。
これはさておき、先日、数年お目にかかっていなかった方と杯を傾けました。以前、仕事で机を並べていた間柄なので、会えばすっと話に入っていけるのですが、久しぶりのせいか、お互い気持ちが高揚しています。仕事の内容はお互い変わらないのですが、家庭環境が変わっているので、話はそちらに流れがちになります。
楽しい時を過ごした後、近くの喫茶店に入りました。ネルケンという名曲喫茶です。喫茶店自体が減っているのに、「名曲喫茶」となると、都内でもいったい何件のこっているのでしょう。実はこのネルケン、学生の頃よくかよっていたのです。ですから何十年ぶりの訪問です。驚いたことに、ママさんが少し年をとられた以外、何も代わっていないのです。
すこし長くなってしまったので、この話の続きは次の回で。

| | Comments (140) | TrackBack (0)

« January 2006 | Main | March 2006 »